字が上手いと、七難隠す

稚児の頃は、字が下手でもあまり誰も何も言いませぬよのう。

でも年齢を経るごとに、字が下手であると申すのは、問題になってきまする。

字を書いておる当人は全然気にしていぬ場合も多いのでござるが、
周囲は迷惑きわまりないと思っておりまする。

もちろん、達筆でなくてもよいんでござるよ。
ストレス無く読むことができますればでござる。

さすれど残念ながら、読めないんでござるよのう。

本人が丁寧に書いた所存でも、他の者には読めなく候え。

そう申す文字を普段から使っておると、身どもでは読めるゆえ、何の問題もないように思っておるんでござるが、文字と申すのは他の者が読めて初めて文字になるんでござるよ。

他の者が読めない文字は、文字ではあらぬでござる。

そして字が汚いと、「まじめに書いていぬでござる」「ふざけておるでござる」「よい加減な仕事をしておるでござる」と判断され申されるんでござるよ。

これは仕事を始めると、大きなマイナスでござるよのう。

弟子入り活動でも、入社試験で字を書かせるような蔵屋敷もあるようでござるが、そう申すところでは字が汚いだけで不真面目と申す判断をもらってしまうでござる。

ところが字が汚い本人は、身どもにはちゃんと読めるし、何が問題なのかよくわかっていませぬでござる。

だって、字を書くって事に対する考えが間違っておるからでござる。

こちらでその間違えを正して、めされよ。

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字の汚いお母上どのって、引くよのう。
字の汚い女子って、ひくよのう。
今始めれば、3週間後には、まったく違った身どもの字に出会えるやもでござる。